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「体験談」を聞いてもらうだけで、勝手に欲しくなってもらえたら!!
22 ページ「 店販は「口コミ」! 」より
「営業トーク」より「口コミトーク」→ 【5つの口コミ術】
インターネットを介した「ソーシャルメディア」の多様化により、「口コミ」は圧倒的なパワーを持ったと私は思っています。(多くの方がSNSで情報を取り、ホテルの予約や買い物をする際には、利用者レビューや評価コメントを参考にしています)特に「拡散」については、テレビや雑誌などの「マスメディア」よりもパワフルだと言っても過言ではありません。また、信用できる知人を介した「生の口コミ」も、小さなコミュニティに限定すれば影響力は絶大です!
そこで、今回は「口コミ」について考えて見たいと思います。
インターネットのフリー百科事典「ウィキペディア」を検索すると「口コミ」とは次の様に要約されるようです。
【口コミ(クチコミ)】とは、噂のうち物事の評判などに関する事。(インターネット上での評判も含む)マスコミとの対比的に生まれた言葉であり「口頭でのコミュニケーション」の略とみられる。一般的に口コミによる評判はマスコミの評判よりも信憑性が高いと認識されている。(一般人にはマスコミのような利害関係が生じにくいことがその理由)
簡単にまとめると、「伝える本人に直接的なメリットが無い(少ない)、噂話し」となるのでしょう。
例えば、「口コミ」は以下の様に展開されています。
- 「この間の焼肉屋さん、安い割にいい肉使っていてとっても美味しかったのよ~」
- 「昨日見た映画の〇〇。映像が凄かったよ!!」
- 「ファミマから新しく出たロールケーキ、あれはコンビニレベルじゃないって」
どの例も、「良いからあなたも行ってみて!(利用してみて!)」というメッセージが感じ取れます。(※悪いから行かないで!のケースもありますが・・・)
こうして見ると「口コミ」とは、消費者発信の「伝えられずには居られないお節介なお役立ち情報」と言え、「紹介」にカテゴライズすることが出来ます。
さて、改めて店販に置き換えて考えてみましょう。店販のご案内には2つのパターンがあります。
- 「あなたはこれを使用すればキレイになれますよ!」という「提案型」プレゼン。
- 良さや効果を同じ使用者(ファン)の立場からお伝えする「口コミ型」プレゼン。
「提案」と「口コミ」は似て非なるプレゼン手段だと考えることが出来ます。
何故ならば「提案」や「セールス」には何らかの回答を突きつける要素が含まれますが、「口コミ」にはそれがありません。つまり「受け入れるか?」、「受け入れないか?」という答えを聞かなければならないものが「提案」や「セールス」だとすれば、情報を流した時点でその役目を終える。という伝え方が「口コミ」だと整理できるのです。
それでも、その「口コミ」が魅力的なものであれば、つい「欲しくなってしまう」のがお客様です。言わば、決して「断られない」のに「買ってもらえる可能性がある」というなんともラッキーなお勧めの仕方こそ「口コミ」の素晴らしさです。
このプレゼン術を磨かないのはあまりに勿体無いと思います。
加えて言えば、「口コミ」はスタイリストだけでなく、アシスタントやレセプションでも自在に使うことが出来ます。
- 「店長が〇〇の理由でこのアイテムを使用しているのですが、凄く改善したって言っていました!」
- 「お客様が〇〇の理由でこのアイテムをご購入されたのですが、先日来店された時、びっくりするくらい効果があったと喜んでいらっしゃいました!」
上記のような使用方法であれば、どなたでも簡単に展開することが可能です。
使ったことで・・・
- 自分のどんな状態(希望)が、どのように良くなったか(叶ったか)口コミする
- スタッフのどんな状態(希望)が、どのように良くなったか(叶ったか)口コミする
- お客様のどんな状態(希望)が、どのように良くなったか(叶ったか)口コミする
- 有名人のどんな状態(希望)が、どのように良くなったか(叶ったか)口コミする(有名人がどこを気にいって使っているか口コミする)
- メディアでどのように取り上げられているか口コミする
5種類の「口コミ」を手に入れると、営業トークに勝るパワフルなプレゼンを「どなた」でも「すぐ」に始めることが出来ます。
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