店販コラム「美容室 店販の参考書」

お客様を疑う悪い癖を断ち切る

20 ページ「 女性は誰でも「もっときれい」になりたい 」より

お客様の内なる声を聞く

女性は今より「もっときれい」になれるものがあるのなら、
それが技術でも・商品でも使ってみたいし、欲しいと思っています。

例えば3,000円の商品を「差し上げます!」と言ったなら・・・
大半の方が大喜びでもらって帰ります。
「いらない」と断る人は少ないでしょう。

では、「100円」ならばどうでしょうか?
・・・やはり喜んで購入する人が圧倒的でしょう。 

では、「1,000円」ならばどうでしょうか?
・・・迷う人も生まれるでしょう。

では、「3,000円」ならば?
・・・即決購入してくださるお客様は限られてくるでしょう。

と言うことは、「欲しい」し、「使ってみたい」のは本当なのだけど、
金額が大きくなってくると、他の支出とのバランスがあるのよね~~
というお客様がたくさんいるという事になります。

それでも、出来ることならば「使ってみたい」し、「欲しい」という感情に嘘はありません。

それなのに、美容師さんはなぜか?
お客様は「いらないはずだ」・「使いたくないはずだ」・「買いたくないはずだ」と、
信じてしまっている人が多いようです。

どうしてそんなに疑い深くなったのでしょうか?
断られることで結論的にたどり着いてしまったのでしょうか?

「売れる美容師さん」・「買ってもらえる美容師さん」になるための変革第一ステップは、
「もっときれいになれるなら使ってみたい!」というお客様の内なる声を信じることです。

信じた上で、「使ってみたい」という本心に嘘はないのだけど、
「買うとなるとね~」というお客様の事情を認めてあげるのです。

私達人間は弱いし、善の心を持ち合わせています。

もしも、「お客様はいらない」「欲しいとも、必要とも感じていない」と信じてしまえば、
「いらないもの」、「欲しくもないもの」、「必要ないもの」をススメするという行為に対し、
魂が拒否反応を示すのは当たり前です。

ですから、美容師さんは、どちらを信じるか?はっきりと決めなければなりません。

「もっときれいになれるなら使ってみたい!」を無条件に信じれた美容師さんは、
変革の第一ステップを通過し、「売れる美容師さん」・「買ってもらえる美容師さん」へと進化していくでしょう!